ガレージシャンソンショー ”円山町で逢いましょう” in 7th Floor
2月23日の土曜日、我々バツお&イチこが最も今観たいライブであるガレシャンこと、ガレージシャンソンショーのワンマンライブが7thFloorで行われた。ここはガレシャンが昔、月一でライブを行っていたライブハウスであり、我々がカバーしている「ななかいのバラジョー」の舞台でもある場所。我々はふたり揃って道玄坂を上がり「ななかい」へと向かった。
到着してしばらく並んだ後、案内されてフロアに着くと混んではいたが、全員分の椅子が用意されており、比較的すんなり座る事が出来た。交換したドリンクを飲みながら待っていると照明が落ち、ドクロの影ナレからライブが始まった。
影ナレから早速笑わせてもらったが、歌と演奏のクオリティはさすがだった。曲は2016年に出したアルバムを中心にセカンドの狂歌全集の曲を織り交ぜながら進んでいく。2人とも年を取ったが、演奏やステージにかける情熱は衰えていない。途中に「仕込みはバンドを救う」という誰の言葉か知らないが、山田晃士の言った言葉が印象に残った。それを実践するがごとく、様々な仕込みによる笑いと最高の歌と演奏、そして時にアドリブと三位一体のステージはいつ観ても素晴らしい。あっという間に一部が終了した。
2部に入ると、兄弟のシンポジウムというテーマで山田や佐藤の兄弟を中心に様々なエピソードが語られた。山田の母親が入院した時の話は面白かったし、フュージョンの件も最高だった。意外とこのシンポジウムの件はがっつり長かったが、面白かったので笑いながら聞き入ってしまった(笑)。
後半も客を巻き込んだ煽りも入り、会場も熱を帯びていく。懐古主義に陥らない今のガレシャンというだけあってセットはいわゆるガレシャンの定番曲は少なかったように思う。私は4年ぶりぐらいのワンマンだったが、セットリストもだいぶ変わっていた。それでも素晴らしいライブだったが、アンコールで奇跡が!!
バツお&イチこがカバーし、最も聴きたかった「ななかいのバラジョー」を演ってくれたのである。もう涙もんのチョイス!!大満足のライブだった。
この難しい歌と演奏を我々が演るのは無謀かもしれないが、きっとこれはガレシャンが我々にくれたプレゼントだと勝手に解釈して(笑)、またこの曲を懸命に練習しようと誓って、夜の渋谷に繰り出したのでーありました。